人工芝の寿命は何年ぐらい?気になる長持ちさせる方法とは?

10年後人工芝
人工芝の寿命はどのぐらい持つのか?

お庭や屋上バルコニーはもちろん、グラウンドやサッカーコートで人工芝を敷こうと思っている方は、
「人工芝の寿命はどのぐらい?」
「人工芝の寿命を伸ばすために何か方法はありますか?」
「寿命が過ぎた人工芝はどうなるの?」

などの、人工芝を施工する前に寿命が気になる方が多い傾向です。

そこで、この記事では人工芝ドットコムが人工芝の寿命についてご説明いたします。

事前に人工芝の寿命を知っていただき、後悔しない人工芝ライフをお送りください。

人工芝の寿命は大体2年~10年以上と品質によって変わる

実は人工芝の寿命は品質によって全然変わってきます。

ざっくりですが、2~10年以上の寿命であると言われています。

寿命が短いものから長いものがある理由として、

・表面の芝と下地の原料であるプラスチックの性能
・芝にUVカット加工をしているかどうか
・下地にポリウレタン加工があるかどうか

上記があります。

また同じ品質でも下記の状況によって寿命が縮まる場合もございます。
・たくさんの人が常に行き来する場所に使われているかどうか
・寿命を延ばすためのメンテナンスをしているかどうか

などによって人工芝の寿命が変わってきます。

今回「人工芝 寿命」と検索された方は、施工する人工芝については出来るだけ長持ちする方が良い方がほとんどではないでしょうか。

そこで、寿命長い人工芝の見分け方とメンテナンス方法をご紹介いたします。

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人工芝で寿命がきれた場合はどういう状態なの?

人工芝で寿命がきれた場合の見分け方として、

・人工芝が変色または、退色している
・人工芝がペタッと寝ている
・人工芝の芝が抜けて下地が見える
・人工芝の下地がボロボロになっている

上記のような状態が人工芝の寿命が切れてしまった状態です。

人工芝の寿命が切れた状態を知って、出来る限り寿命が長い人工芝を選ぶようにしましょう。

人工芝の寿命が切れた状態その1.変色または、退色している

人工芝の寿命が切れた状態として、人工芝の色の変化が関わってきます。

グレースケール

写真は、グレースケールと呼ばれる退色に関する実験になります。

5~1の数値があり、5に近いほど退色が少なく、寿命が長い判断基準になります。

寿命が短い人工芝の場合は、早い段階で数値の低い1に近いぐらい退色してしまいます。

人工芝が変色や退色しにくい理由として、UVカット加工がしっかりされているかどうかが大切です。

太陽から出ている紫外線は、プラスチックをどんどん劣化させてしまいます。

劣化をしないように、寿命が長い高品質な人工芝はUVカット加工をしております。

もちろん安価というメリットでUVカットのない人工芝を購入するのならいいですが、寿命を10年以上期待して購入するなら、UVカット加工をしている人工芝を選びましょう。

寿命が長い人工芝を事前に知るには、
・パッケージにUVカット加工済みと記載がある
・変色、退色の実験であるグレースケール実験を表記している
事でわかります。

UVカット加工は費用がとても掛かりますので、もし加工をしている場合はパッケージ等にしっかりと記載しているケースが多いです。

変色・退色の実験(グレースケール)は説明にしっかり表記があるかどうか確認ください。

もし寿命が10年以上の人工芝を探している方は、
弊社、人工芝エターナルターフをご検討ください。
エターナルターフは、グレースケールの数値で4-5という実験結果があり、
寿命が長い人工芝です。

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人工芝の寿命が切れた状態その2.人工芝がペタッと寝ている

寿命がきれた人工芝は、芝がペタッと寝ています。

低密度人工芝
ペタッと寝てしまった人工芝

芝が寝ているかどうかは、もちろん、歩行が多いかも関係してきますが、
一般的には芝の形状が大切です。

芝がすぐにペタッと寝てしまう人工芝の形状としては、
平型と呼ばれる何も加工されていないタイプになります。

100均人工芝の形状
ペタッとなりやすい平型(無加工)の芝

真っすぐで特に複雑な加工していない分、
リーズナブルに作ることはできますが、その分芝がペタッと寝てしまいます。

寿命が長い人工芝は、形状を改良されC型やV型、W型、D型など色々な寝にくい形状があります。

エターナルターフはC型
寿命が長い人工芝エターナルターフはC型で手触りが柔らかい

寿命が長いのもいいですが、手触りがチクチクとしてもいやですよね。

形によって手触りが違うので、
様々な人工芝の形状を実際に手で確かめてから施工されるのをお勧めいたします。

人工芝の寿命が切れた状態その3.人工芝の芝が抜けて下地が見えている人工芝の寿命が切れた状態その4.人工芝の下地がボロボロになっている

寿命が切れた人工芝は、芝が抜けて下地が見えてしまう事もあります。
また、その下地も寿命が切れるとボロボロになってしまいます。

芝が抜けやすく、ボロボロになりやすい理由は、大体同じです。

それは、下地の材質やコーティングの有無になります。

寿命が短い人工芝はラテックスと言われるゴム素材で下地が作られていることが多いです。
紫外線を浴びたゴムがポロポロになる経験をご存知の通り、
ラテックスだけでは耐久力が落ちてしまいます。

密度の違い
左:ラテックス加工 右:ポリウレタン加工

そこで、寿命を長くするために開発されたのが、ポリウレタン(PU)加工と呼ばれるものです。
寿命が長いプラスチック材料を下地にコーティングすることで、寿命を伸ばす加工になります。

ポリウレタンの基布
ポリウレタン加工のされた下地。
ピカピカしているのが特徴です。

写真のように、ポリウレタン加工がされている基布はピカピカと光っており、ラテックスだけのものより硬い印象があります。

さらに、寒冷地のような低温になっても性能が落ちることが少ないと実験データがあります。

ラテックス(ゴム素材)は、冷たくなると硬くなるのはイメージできますよね。
ポリウレタンの場合はマイナス50℃以上でも性能を発揮するデータがあります。

引張強度についてもポリウレタンの方が、ラテックスよりも強いという結果もあります。

デメリットとしては、コストが高くなってしまうことがあります。

「人工芝 寿命」と検索された方は、コストだけではなく長期間使用されていることを想定していると思いますので、お勧めはポリウレタン加工がされた人工芝になります。

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人工芝の寿命を長持ちさせる方法について

寿命をしっかりと伸ばすためには、日ごろからの人工芝の取り扱いにも注意する必要があります。

・重量物を長いこと人工芝の上に置かない
・景観用の場合、激しい運動をしない
・下地や防草シートに気を付ける

などが注意事項になります。

重量物を長いこと人工芝の上に置かない

人工芝はあくまでプラスチックでできているものなので、重量物を長期間置くことで癖がついてしまいます。

芝の倒れ
重いものをのけた後の芝の倒れ

特に、テーブルやプランター、水の入ったビニールプールなどです。

短期間であれば、芝生を手やデッキブラシで逆なですることにより、立ち上がることはあります。

ただ、何日も重量物を放置してしまうと、芝生が寝た状態で癖がついてしまうので、直すのが難しくなってしまいます。

極力重量物は置かない、どうしてもという場合は短期間にするなど注意事項を守りましょう。

激しい運動をしない

住宅や景観用の人工芝の場合は、サッカーやラグビーなどの激しい運動を想定して作られていないものがほとんどです。

サッカーやラグビーなど競技用の人工芝は、密度や人工芝の高さ、芝の幅、充填剤など激しい運動にも耐えられるような仕様になっております。

ただ、その分コストは割高になってしまうので景観用では激しいスポーツなどは想定していません。

子供が遊びでサッカーをするなどは大丈夫ですが、
もし、激しいスポーツをすることをお考えの方は競技用の人工芝をご検討されることをお勧めします。

下地や防草シートに気を付ける

人工芝の寿命を伸ばすためには、人工芝だけではなく土の下地や防草シートにも気を付ける必要があります。

下地が土の場合は、事前に水はけを良くしたり平行にしたりして施工後も凸凹にならないようにする必要があります。
凸凹ができてしまうと、人工芝の剥がれにつながったりカビの発生が考えられてしまいます。

また、防草シートを人工芝と同じく、10年後も使用できるものを選ばないと、防草シートがボロボロになって雑草が生えてきてしまうことがあります。

防草シート失敗
ボロボロになった防草シート

そうならないためにも、下地や防草シートをしっかりと考えて施工しましょう。

人工芝の防草シートについては下記の記事を参考下さい。

人工芝の10年後の写真について

さて、人工芝の10年後の写真は実際どうなのでしょうか。
お客様から頂いた10年経過した写真をこちらに掲載します。

1.人工芝サッカーコート場の10年後の人工芝

10年後人工芝
実際に10年近く経過した人工芝のサッカーコート場

いかがでしょうか。
少しヨレや芝が倒れているようなイメージはありますが、
基本的には緑のままでしっかりと芝生感がありますよね。

2.商業施設の人工芝のお庭の10年後

人工芝10年後2
商業施設の広々とした人工芝の芝生です。

こちらも10年近くたった人工芝ですが、色あせがほとんどありません。
やはりUV抵抗材や下地のウレタンコーティングなど耐久力が上がるものを施しているのが大切です。

10年後の人工芝アップ
10年後の人工芝のアップ写真です。

アップの写真を見ても、ほとんど色褪せてないのがわかります。

人工芝と言っても配合素材によって耐久力が全然違います。
10年超持たせるためには、しっかりとした素材を使った上質な人工芝を使用しましょう。
お勧めは「エターナルターフ」になります。

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リアル人工芝自体が新しい建材になるので、
中々10年経過した施工事例が少なく、耐久力は実験結果からの推測がほとんどです。

ただ、しっかりと高品質な人工芝を選び、芝や下地の基布に耐久力を持たせることによって、
長期間人工芝が使用可能になります。

人工芝の寿命に関するまとめ

人工芝の寿命に対するまとめとしては、
・人工芝の寿命は2~10年以上と幅広い
・こだわりの方は寿命が長い人工芝がお勧め
・寿命を伸ばすために長持ちさせる方法を知る
上記がまとめになります。

せっかく施工した人工芝なので、寿命が長い人工芝の方が良いですよね。
ぜひ参考に満足のいく人工芝をお選びください。

<span class="fz-12px">監修</span><br><span class="fz-12px">人工芝ドットコム店長</span><br><a href="/staff#takao">髙尾佳伸</a>
監修
人工芝ドットコム店長
髙尾佳伸

人工芝の寿命に関する記事はいかがだったでしょうか。

人工芝はたくさん種類があって寿命についてはかなり変わってきます。
中々見た目だけではわかりにくいところもあるかもしれません。

こだわりがあって今後人工芝の寿命についてご心配な方は、ご遠慮なく人工芝ドットコムにご相談ください!

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