人工芝の施工で失敗した事例として、
「人工芝を施工したところがでこぼこになってしまった」
「人工芝をDIYしたけど凸凹していて素人っぽい」
などの、ご意見を頂くことがあります。
そこで、この記事では人工芝ドットコムが人工芝の凸凹になる原因と、正しい施工方法について解説をしていきます。
ぜひ、失敗しない人工芝のご参考になれば幸いです。
人工芝の失敗であるでこぼこの原因とは?
せっかく施工やDIYした人工芝がデコボコだととても残念ですよね。
人工芝がデコボコになる原因として、下地作りが一番重要と言っても過言ではございません。
下地とは土の地面のことです。
下地が悪いと、人工芝の凸凹やヨレの原因となってしまいます。
せっかく高品質な人工芝を施工したのに、
下地が原因で仕上がりがでこぼこになってしまい素人っぽさが出てしまうと嫌ですよね。
DIYでされる場合はなおさら気を付けないと、結局はプロに頼んでおけばよかったなど後悔する可能性もあります。
人工芝の施工で失敗しないように、しっかりと人工芝の下地について解説していければと思います。
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人工芝ででこぼこにならない下地作りについて
人工芝で凸凹にならない下地作りとして、最初に下地のパターンを説明します。
下地については、大きく分けて2つです。
・下地が土の場合に凸凹になってしまう
・下地がコンクリートの場合に凸凹になってしまう
です。
まずは、下地が土の場合について説明していきます。
人工芝がでこぼこな原因その1. 雑草や石ころが残っている
まず第一として、下地の土に雑草や石ころが残ってることが原因で凸凹になってしまいます。
特に雑草などは根っこが残っていると、そこが固く盛り上がってしまい、でこぼこになります。
スコップで切るように根っこを切断して、しっかりと下地を整地するようにしましょう。
人工芝がでこぼこな原因その2. 下地をしっかりと踏み固めていなかった
でこぼこになる原因として、下地の踏み固めが甘いことがあります。
専門用語で土を転圧すると言います。
特にDIYで施工した場合などは、転圧機を持っていないご家庭がほとんどだと思います。
もちろんレンタルで借りることはできますが、費用的に非常に高くなってしまいます。
そこでDIYの場合だと、かかとで踏み固めたり、スコップの裏で固めることが多いです。
ただ、これが専門道具ではないので非常に時間と労力がかかります。
キツイので手を抜きたくなってしまう工程ですが、後々の人工芝の凸凹に大きくかかわってきますので
必ず時間をかけてしっかりと踏み固めましょう。
もし難しい場合は、下地の転圧だけでも施工業者に依頼することをお勧めします。
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人工芝がでこぼこな原因その3. 雑草が生えてきている
人工芝の下から雑草が生えてくることで、人工芝がデコボコしてしまう場合があります。
この要因としては、防草シートがしっかりと施工できていなかったか、防草シートが朽ちてしまっている可能性があります。
防草シートを施工する際に、隙間なく敷き詰めないと光が入って雑草が生えることがあります。
特に、建物や障害物の周りなどは、防草シートが抜け漏れしやすいところです。
少し長めでいいので、日の光が入ってこないようにしっかり施工しましょう。
また、防草シートの品質によっては、2~3年しか耐久力がないものがあります。
上部にある人工芝が、こだわりのある10年以上耐久力があるものでも、防草シートが2~3年しか持たないと意味がありません。
防草シートについても、同じく高耐久である防草シートを必ず使用するようにしましょう。
ホームセンターや100円ショップなどにある防草シートは、安価ですが耐久力が低い可能性があるので、注意が必要です。
人工芝がでこぼこな原因その4. 下地に水たまりができている
これは水はけが悪い場合に、下地に水たまりができて凸凹になってしまう事があります。
水たまりができる原因として、地面が平らでなかった場合と下地材が適切でなかったことがあります。
地面が平らでなかった場合は、水平器(レベル)などを使って、真っすぐにする必要があります。
土の一部だけがデコボコになっていると、もちろん人工芝自体も凸凹になってしまいます。
人工芝を固定する前にしっかりと確認して後悔しないようにしましょう。
また、後ほど説明しますが、下地材が適切でないと水はけが悪くて、水たまりができる可能性があります。
下地材とは、土や石、砂など下地に使われる材料です。
粘土質のあるものなどは水はけが悪くて水たまりができてしまい、デコボコの原因になります。
人工芝がでこぼこな原因その5. 接着がしっかりできていない
最後に、下地がコンクリートの場合、接着がしっかりできていなくて凸凹になることがあります。
両面テープや接着剤でコンクリートの上に施工するのですが、その量が足りていなかったり、砂や石がついていて固定が甘い場合があります。
両面テープであれば、人工芝ロールの周りをぐるりと回すように固定することと、接着剤については、表記のある平米当たりの接着剤使用量をしっかり守って施工しましょう。
一つ気を付けないといけないことが、屋上や直射日光が当たり続けて高温になる場所と、風が強い場所は、標準施工の容量以上に接着剤を使用する必要があることです。
人工芝はプラスチックでできているので、高温になるほど長さが長くなる場合があります。
また、風が強い場合は、そもそも固定がずれて凸凹になってしまうことあります。
施工場所や状況によりますが、厳しい環境であれば普段より多めに接着剤を使用することをお勧めします。
では、次からはでこぼこにならないように失敗しない施工方法を説明していきます。
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人工芝ででこぼこなならないための、必要な道具・材料
人工芝で凸凹になって失敗しないために、まずは必要な道具をそろえましょう。
特に下地が土の場合は下記が必要です。
・しっかりと穴が掘れる大きなスコップ
人工芝の下地を作るためには、スコップは必須道具です。
スコップで穴を掘るのはもちろんですが、大きな石や雑草の根っこまでもスコップで一度掘り起こして綺麗にしましょう。
鋤簾鍬(じょれんくわ)と呼ばれる専用のものを使うことで更に効率よく施工することができます。
・転圧機、転圧ローラー
綺麗に異物を除去した土を固めるために、転圧機、転圧ローラーを使います。
DIYだと中々持っている人はいないので、代わりにスコップの後ろ側やかかとを使って転圧する人もいます。
ただ、仕上がりは確実に転圧機を使った方が綺麗なので、持っていない方はレンタルをするか知り合いの業者様に借りるなどした方が仕上がりが綺麗です。
・下地材(山砂やコンクリート材質の砂)
人工芝の下地で大切な、水はけをよくしたり、でこぼこを直すために、下地材を敷くことをお勧めします。
DIYの場合はそのままの土を使用するのもいいですが、
土の材質によっては、水たまりができたり、濡れると泥のようにぐちゃぐちゃになってしまい、
上に載ってる人工芝のヨレやゆがみの原因となってしまいます。
人工芝で凸凹しない下地作りについて
人工芝の失敗しない下地作りとしては、先ほど紹介した道具を使っていきます。
STEP1.大きなスコップで雑草等を除去する
STEP2.転圧機で下地を転圧する
STEP3.下地材を追加し、もう一度転圧する
人工芝で凸凹しない下地作りSTEP1.大きなスコップで雑草等を除去する
人工芝の下地作り第一歩としては、雑草や石をとにかく丁寧に綺麗に取り除いていきます。
この作業を適当にしてしまうと、後々の下地作りに影響して失敗する可能性が高くなります。
大きい石については、施工後の人工芝がデコボコになってしまう原因になります。
重たくかなりの重労働になるかもしれませんが、しっかりと取り除いていきましょう。
また、雑草については、表面の草だけでなく、根までごっそりと取り除く必要があります。
下地の中に木の根などが残っていると、また雑草や小さな木が生えてくる可能性があります。
天然芝から人工芝にやり替える方は、天然芝も綺麗に取り除いていきましょう。
少し残念な気持ちになってしまいますが、一年中緑が綺麗で、雑草や面倒な手間から解放されるためには致し方ありません。
ワンポイントとして、スコップは縦に根を切るようにしっかりと掘りましょう。
表面だけすくうのではなく、奥深くまで差し込んで根を切るようにスコップを入れていきます。
そうすることによって、雑草が生えにくい人工芝のお庭ができます。
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人工芝で凸凹しない下地つくりSTEP2.転圧機で下地を転圧する
掘り起こした土はまだフワフワとしていて、そのまま人工芝を敷いてしまうと沈んでしまい、デコボコの原因となります。
転圧機を使ってしっかりと下地を平らに・硬くしていきましょう。
少しでも凹みやくぼみがあると、そこに水が溜まって水たまりになり、人工芝の沈みの原因になります。
更に悪いことに、人工芝のデメリットと勘違いされる虫やカビの発生にもつながってしまいます。
人工芝のデメリットと勘違いされる虫の発生についての記事は下記よりお目通しください。
DIYで転圧機や転圧ローラーがない場合は、スコップの裏や平らなレンガ、かかとなどで代用して土を叩いき、硬く平らにする手もあります。
ただ、専用の器具のように効率や効果が良いものではないので、根気強くするしかありません。
これ以上沈まないだろうというほどしっかりと叩き、最終的に平らになるように調整ください。
もし仕上がりが不安な場合は、専門業者に下地の工程を頼むというのも一つの手です。
下地が命であるからこそ、徹底的に転圧してください。
人工芝で凸凹しない下地作りSTEP3.下地材を追加し、もう一度転圧する
次は記事で紹介した、下地材を上から追加してもう一度転圧していきます。
ここで、人工芝の下地に向いている素材と向いていない素材を紹介します。
人工芝の下地材に向いている素材 | 山砂、川砂、砕石、コンクリート質の砂 |
人工芝の下地材に向いていない素材 | 大きすぎる砂利、真砂土、サラサラの川砂 |
人工芝の下地として向いているのは、水はけがよくて程よく固まる素材になります。
逆に人工芝の下地材に向いていない素材としては、
・ゴロゴロと大きな砂利:大きすぎるとデコボコの原因になる
・真砂土:固まると非常に高密度で固まってしまうため、人工芝の下地には不向きです。
・サラサラの川砂:サラサラのものは程よく固まらなく、人工芝の沈みの原因となります。
適切な人工芝の下地材を追加することで、どんな土の状態でも水はけがよく、沈まない下地ができます。
人工芝の下地で失敗しないプロのポイントであります。
下地がしっかりとできた後は、上に防草シートと人工芝を敷けば完成です。
人工芝の施工方法については、下記の記事を参考ください。
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人工芝のコンクリート下地の場合
人工芝の下地がコンクリートの場合は、比較的簡単です。
なぜなら、土のようにスコップで掘り返したり、転圧をして平らにしなくても、すでに完成しているからです。
水勾配も考えられているので、あとは人工芝を上から敷くだけになります。
人工芝を施工する際は、コンクリートの上のホコリやゴミをしっかりと取り除き、
両面テープや接着剤できちんと固定しましょう。
詳細な施工方法は下記の施工方法をご覧ください。
また、お勧めの人工芝用両面テープと接着剤は人工芝ドットコムで販売しております。
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人工芝ででこぼこする原因と正しい施工方法のまとめ
人工芝で凸凹しない原因と正しい施工方法を紹介しました。
・人工芝がデコボコしないためには下地作りが一番大切
・石や根などの異物を取り除いてしっかりと転圧する
・下地が沈んで水たまりができると人工芝の凸凹や虫・カビの発生につながる
・人工芝で凸凹しない正しい下地作りをする
DIYですることも可能ですが、心配な場合は下地作りだけでも業者様に依頼することにより、デコボコして失敗しない人工芝づくりが可能です。
人工芝で凸凹しない原因と正しい施工に関する記事はいかがだったでしょうか。
せっかくこだわりを持って施工した人工芝がデコボコしてしまうと非常に残念ですよね、、
人工芝が原因ではなく、やはり下地が一番大切な要因です。
DIYで自信がない場合は、遠慮なく業者に依頼して後悔しない人工芝づくりをしていただければと思います!